2008年お正月 [今日の台湾]
明けましておめでとうございます。
台湾の今年の正月は寒いです!!
台北では10度。わたしの家の辺りでは7度くらいでしょうか。
年に数回しか使わないストーブが、
頑張って暖めてくれています。
そんな台湾の正月ですが、
通常は18度から23度の暖かい台湾です。
暮れから正月に掛けて台中より更に南下した「斗六」へ。
主人の実家へ戻っておりました。
ここは台北よりも南ですからやはり暖かい!
最低で、13度くらいでした。
のんびりとした暖かな陽気のこの町では、畑に一面の菜の花畑。
日本では3月以降に見られるこの風景を
台湾では正月から旧正月に掛けて見る事ができます。
暖かな日差しとやさしい花たちに
心を暖かくしてもらって、寒い台北に戻ったのでした・・・ブル!寒
中正記念堂 [今日の台湾]
◆中正記念堂は台湾民主記念館へ
◆中正記念公園は自由広場へ
名前が変更になりました。
①
台北の観光名所でもある「中正紀念公園」。
中央のドームに蒋介石の大きな像がある。
実は12月7日夜、正門に書いてあった「大中至正」の
文字が撤去された。
この「大中至正」は「何事も中庸が正しい」の意味で、
蒋介石の精神を表す肉筆だとか。
この中正記念堂は1980年に台湾の元総統"蒋介石"を
記念し立てられた。中正とは、蒋介石の本名である。
②
今回の撤去は今の総統陳水扁(通称アーペン)政権
【泛緑連盟(みどり)】の「脱 蒋介石」 「脱 中国」 政策。
実はこの中正記念堂。
今年5月に【泛緑連盟(みどり)】の陳水扁政権により
台湾正名運動の一環として改名。「台湾民主記念館」となった。
改名の理由として、二・二八事件などの蒋介石政権の
人権侵害行為など理由。
改名の時には中国国民党を中心とする【泛藍連盟(青)】は
強く反発!台湾独立を支持する【泛緑連盟(みどり)】は、
中正紀念堂を「中正廟」と呼び、まるで蒋介石のお墓だと非難。
両党台湾のいわゆる国会で論戦になっていた。
撤去作業は夜中行なわれ、
撤去反対を訴え、各等の支持者との間で小競り合いもあった。
TVでは、泣きじゃくる【泛藍連盟(青)】支持者と、
乾杯をする【泛緑連盟(みどり)】支持者が対照的に映っていた。
観光スポットで写真スポットの「大中至正」は、
今後皆さんのカメラに「自由広場」と映ることになる。。
③
また、中正記念堂から民主記念館へと名前を変えた、
中央のドーム型の蒋介石の銅像の入り口に掲げられた文字も、
すでに取り払われ、衛兵交替や一般公開も中止されている。
台湾人は政治に興味がある人が多く、
ほとんどの人が自分はどちらの支持者だか胸を張って言える。
中途半端に、支持(緑か青か)と違う話をしてしまうと、
大変なことになるので、台湾に来たら政治の話はしないほうが
ベター。 気軽に話せるタクシーの運転手さんにも、
猛烈支持者が多いので、気をつけて"^_^"
④
※①の写真は11月中旬に撮影したもの。
中央億の中正記念堂はすでに工事をしている。
②「大中至正」の文字が取り払われている様子。
③新しい自由広場の文字(TVより 画像が悪くゴメンナサイ)
④今の状態(TVより 画像が悪くゴメンナサイ)